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お助け隊第7回講習会 / パソコンの動作が遅くなった時…

活動の報告

5月23日の講習会は、大沼地域センターで開催いたしました。
あいにくの小雨の中、予約された皆様にご来場いただきました。

今回も多様なご相談をいただきましたが、まずお伺いしたK様から、

「パソコンの動作が遅い、特にExcelがなかなか起動しない…!」

というお困りごとでした。Windowsの起動も時間がかかるようです。

アプリケーションやファイルが開くまで待っているのは、とてもストレスが溜まりますね。

取り急ぎ特定のファイルの確認だけの場合でしたら、「セーフモードで起動する」方法もあります。

セーフモード起動の手順
[Ctrl]キーを押しながらExcelを起動するか、[Ctrl]キーを押しながらExcelファイルをダブルクリックします。Excelの機能の一部は制限されますが、ファイルの内容はすばやく確認できます。



K様のパソコンは、NEC Lavie で4〜5年経過していて、メモリは4GB、HDDは500GB(使用済容量28%)、OSはWindows10です。バージョンは22H2で現時点での最新のものでした。

HDDからSSDへの換装、4GBから8GBまたは16GBへのメモリの換装による性能のアップは考えられますが、費用対効果はやってみないとわかりません。機種によっては換装できない場合もあります。

新品で購入したパソコンも、使い続けていくうちに、ハード面、アプリケーション、セキュリティ的な問題などが重なり、動作が重くなったり、不具合が出てくることがあります。

とくにOSやアプリケーションのアップデートが繰り返されるうちにソフト部分が重くなり、PC本体(ハード)の性能が追いつかない部分が出て、動作が遅くなってくることもあります。


パソコンはいつまで使い続けることができるのでしょうか?

結論としては、一般的には
・「発売から5年ほど」(賞味期限)
・以後は機器にも問題が出はじめる可能性 (消費期限)
のように想定されているようです。

根拠として Microsoft社によるWindows のサポート期間が目安となります。

Microsoft社 Windowsのサポート期間について詳しく見る
Microsoft社のアナウンスによると、Windowsに対するサポートは、
1.「メインストリームサポート」・・・約5年間を十分なサポートで安心して使用できる期間
2.「延長サポート」・・・次のサービス、機器への移行検討期間のサービス、機器への移行検討期間
の2つに分けられています。
※Windows11については22h2のバージョンであれば基本的に24ヶ月ですが、その後については現在は不明となっています。


実際は、購入して3年で使えなくなった、いや10年使っているけど全く大丈夫、と機器によっての違いや、使用環境の差もあり一概には言えません。


長くなりましたが、最初の「Excelの起動が遅い」という本題に戻ると、
K様のExcelは、Office 365版で、パソコン購入時に入っていたということでした。

通常1年を経過すると、契約更新(サブスクリプション)の案内がきます。(ほとんど見過ごしてしまいまいます)
そのまま使い続けていても、クラウドの使用、権限の限定、サポートを受けられないなど一部の機能が制限されるだけで、新規作成・編集・保存の基本機能はそのまま使い続けることができます。

PC本体はまだ使えそうなので、大切なファイルなどのバックアップをこまめに取りながら、
当面使用を続け、使っていて支障が出てきそうなタイミングで、またご相談をいただくようお願いしました。


ご参加下さいました皆様、お疲れ様でした。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
次回も、会場で皆様とお会いできることを楽しみにしています。

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